こんにちは。代表の井口正文です。
先日、某金融機関主催のビジネス商談会があり
はじめて静岡県沼津市に足を運びました。
せっかく沼津まで来たんだからと
食べログで一番高い評価の
和定食屋さんに入ることにしました。
平日にもかかわらず店の前には
行列ができています。
隣には新しめの外装の別館も
できていてどうやらお客さんが集まりすぎたので
急遽、作ったみたいです。
駅から7分ほど歩くのですが
近場に飲食店はなく、
お客さんは、わざわざこのお店を目指して集まっている様子。
入り口で名前を書いてしばらくすると
気持ちよいあいさつに迎えられながらカウンターまで案内されました。
以下、気がついたポイントです。
1.全員が目を見てちょうどいい声量で
さわやかなあいさつができている。
2.ゆき届いた掃除。
3.メニューの説明が親切かつ簡潔で小気味よい。
4.ごはんの量や酢めしかごはんかを聞いてくれる、
2つ出された醤油差しの説明などの配慮がある。
5.もちろん、新鮮で美味しい。盛り付けが美しい。
6.お会計もスムース。気持ちよい声で送りだしてくれる。
というわけで、ぜひまた来たいなぁと思った次第です。
でも果たしてこれって劇的な差別化なんでしょうか?
そんなことないですよね。
あたりまえを極めたタイプのサービスだと思います。
そしてこのお店はもはや広告宣伝がほとんど
不要なステージに入っている思います。
もう勝手にお客さまが集まってくるステージですね。
リピーターや口コミ、高い評判(食べログなど)だけで
うまく回っています。
ちょっと難しい話ですが経営学の巨人といわれる
ピーター・ドラッカーは
「マーケティングの目的は、販売を不必要にすることだ」と
言っています。
売ろうとしなくても勝手にお客さんが集まる状態を
つくるのがゴールだということです。
もちろん一朝一夕にそういう状態にはなりませんけど…(汗)
まずは新規のお客さんにとにかく一度入店してもらい、
反応を見て進化することが第一ステージとなります。
そして地道に改善を続ける中でじわりじわりと
リピーターさんが増えるステージに入っていくと思います。
さぁて、また次の休みにでも、
お客さんがあふれるお店に行って「なんで繁盛しているか」を
チェックしていいところをマネをしたいと思います!