7・8月は夏休みシーズン。夏休みは、家族揃っての外食が増える時期で、楽しみにしているお子様も多いでしょう。飲食店にとっては、売上アップにつなげるチャンス!
そこで、今回は子連れでの外食事情を紐解いていきます。外食の頻度、お子さまの楽しめる場所やメニュー、ポイントなどをお届けします。
①子連れ家族の外食事情とは?
➁子連れ家族が選ぶ飲食店のポイント
ミキハウス子育て総研が「子連れ外食事情調査」を実施し、ユーザー436名を対象にアンケートを実施しました。
①子連れ家族の外食事情とは?
Q1.どれくらいの頻度で、子連れで外食に行きますか?(フードコートなども含めて)
子連れでの外食の頻度は、「月に2・3回」とお答えの方が29.5%、「月に1回」とお答えの方が21.2%でした。月に何度かという方が多く、「ほとんど行かない」とお答えの方も16.2%いらっしゃいました。一方、「週に1回」とよく行かれる方は18.5%でした。
Q2.どういった時に外食しますか?(複数可)
外食をする時は、「休日などに家族揃って」とお答えの方がトップで、68.6%。続いては、「レジャーに出かけた時」とお答えの方が41.5%。外食もレジャーのプラン、楽しみのひとつですね。
「買い物のついでに」とお答えの方も多く、35.8%。せっかく外に出てきたので、食事も済ませようと、外食されるのかもしれません。
「じ~じ・ば~ばと一緒に(32.0%)」 「誕生日などのお祝いで(24.6%)」とイベントや家族行事に外食される方もいらっしゃいました。
Q3.どんなところに行くことが多いですか?(複数可)
お子さま連れでの外食先は、
「ファミリーレストラン(65.0%)」
「回転寿司(56.0%)」
「フードコート(32.2%)」
「ラーメン・うどん(32.0%)」
「ファストフード(29.5%)」
という順になりました。
トップは、「ファミリーレストラン」。メニューが豊富で、店内は広々。お子さま用のチェアや食器類が揃い、分煙もされているので、お子連さま連れで利用しやすい様子です。
続いては、「回転寿司」。そして「フードコート」も広くて、メニュー豊富。賑やかなので、お子さまの声が気にならないですね。お買い物をはじめ、外出のついでに利用できる点も魅力なのでしょう。さっと済ませられる「ラーメン・うどん」、お子さまにも人気の「ファストフード」もよく行かれるようです。
(ミキハウス子育て総研「2015年 子連れ外食事情調査」より抜粋)
お子さまと一緒の外食としては、休日、お出かけやお買い物のついでに、月に何度か外食されています。外食先としては、お子さまが多少騒いでも大丈夫で、まわりの方に気を遣わなくて済むファミリーレストラン、フードコートが多いようです。
➁子連れ家族が選ぶ飲食店のポイント
「子連れで外食するときに気を付けること」や「おすすめのお店」を伺いました。
Q.子連れで外食をする時に気をつけていることはありますか?また、おすすめのお店があれば教えてください。(自由回答)
他のお客さんに迷惑をかけないように気をつけています。子供が待つ事に飽きても静かに待ちながらできる物(本や小さな立体パズル等)を持って行く様にしてます。(みかん/静岡県掛川市)
騒いだら外に出るようにしてます。半個室、または個室の店が多いです。長野市にある『ビッグビーンズ』はおすすめ。(ピーナツこ/長野県長野市)
お行儀には気をつけています。外食もマナーやルールを知る良い機会、勉強だと思うので、学んでほしくて連れて行きます。帰りにはご挨拶をして帰るようにしています。(さぁさ/千葉県印旛郡)
乳製品アレルギーがある子供のために、なるだけ和食をこころがけています。特にうどんは多くなりがち。「多分乳製品ははいってないよね」と思わずに、きちんと、スタッフの方に尋ねるようにしています。乳製品アレルギーの我が子にも嬉しいと、思ったのが、『CoCo壱番屋』のアレルギー対応カレー。美味しいか美味しくないかはべつとして、大人と同じものが食べられるのが嬉しかったようです。(ふくあや/石川県金沢市)
食べこぼしたときはできるだけ片づけてから席を立つようにしている。騒ぎそうであれば入店しない。子供向けの料理もできるだけバランスが取れているか気にしている。(ちくわぶ/大分県中津市)
基本中の基本ですが、拭くものと着替えを忘れないこと!おすすめのお店はあまり知らないのですが、近所のワッフルカフェが平日のランチで通常商品のハーフサイズを扱っていて、子供が食べきれるサイズで親と同じものを食べられるので、子供の機嫌も良く助かってます。(とのはは/大阪府大阪市)
小さい頃は子どもが騒いでも大丈夫なところを選んでいました。いまは、子どもも親も満足できるところを選んでいますが、やはり子どもはバイキングが好きなので、バイキングが多いです。(しぃ/鹿児島県鹿児島市)
混んでいると待ち時間が長くなるので夕食だと17時にはお店に着くようにして待ち時間が無いようにしている。焼肉や回転寿司など最近はネット予約できるので予約してから行く。(みみりん/愛知県江南市)
店内の様子をネットなどで確認しておく。また子供用イスがない場合のために、チェアベルトは必ず持って行く。(とまと/岩手県盛岡市)
最近はキッズチェアや食器類、オムツ替え台、授乳室、キッズルームなど、お子さまとママ・パパにやさしい施設・設備が整ったお店も増えてきました。また、子連れ家族としてはマグカップや着替え、飽きさせないためのオモチャなどを持参される方が多数。混み合う時間は避ける、さっと済ませるなど、利用時間もこだわっておられました。
あまり設備投資などをせずに飲食店側でできることとして、「子連れ家族が選ぶ飲食店ポイント」をまとめました。
<子連れ家族が選ぶ飲食店3つのポイント>
・子供用の食器(スプーンやフォークなど)が用意されている
・アレルギー対応、子供向けメニューがある
・上記をWEBなどで発信する
たとえば、上記に関わる「子連れ対応」のことをしていても、それを知ってもらう工夫をしなければ伝わりません。そこで、WEBやのぼりを通じて「子連れ家族歓迎」しているという発信をすることも大切なことになります。
ほかにも、飲食店の売上アップに役立つノウハウや成功事例などを、こちらから無料でお届けしています!