2019年のゴールデンウィークは4月27日~5月6日までと10連休となりますね。また、元号が平成から令和に変わる時期ということもあり、各地で様々なイベントが開催されています。「食」をテーマにした「グルメフェス」も人気で、注目が集まっています。
ゴールデンウィーク中に人が集まる観光地の近くなどの飲食店では、多くの集客を見込んでいます。一方で、オフィス街などの飲食店では、大型連休で普段より人が少なくなる分、対策を考える必要があります。
そこで今回は、飲食店が取り組みやすく、すぐに売上アップにつながる仕掛け(方法)をご紹介します。
①GW中は「外食する」が7割!
➁GW限定イベント
③GW限定メニュー
ゴールデンウィークは、「いつもの休日」とは異なり、家族で出かけたり、「こどもの日」もあってお祝いをしたりしますね。
①GW中は「外食する」が7割!
株式会社ぐるなびが、20~60代の会員1,000人に実施した「2019年ゴールデンウィークに関する調査レポート」があります。
このレポートによると、今年のゴールデンウィークは何日休めそうですか?」という質問53.3%が「10日」と回答していました。また、2人に1人が10連休を取得予定であることがわかりました。さらに、31.9%が例年より外出機会が増えそうだと回答しています。外出を楽しみにしている様子がうかがえます。
合わせて、こちらの調査結果をご覧ください。
【「2019年ゴールデンウィーク」に関するアンケート】
・ゴールデンウィーク中の食事、「外食する」が70.9%、「お惣菜・お弁当などが増える」は24.8%
2019年はゴールデンウィークが10連休となるため、食事の仕方も普段と変わることが予測されます。そこで、2019年のゴールデンウィークの食事傾向はどのようになると思うか聞きました。「分からない」と回答した人を除く436名で見ると、「外食をする」と予想している人が70.9%、「お惣菜・弁当などが増える」と回答した人は24.8%となりました。
背景には、外出・レジャーなどで普段と行動パターンが変わることや、外食すること自体をゴールデンウィークの楽しみとしていることなどが考えられます。また、外食することで家事の負荷の軽減しようという思いや、長い休み期間のメニューのマンネリ化などを防ぎたいという思いもあるしれません。
(2019年ドゥ・ハウス調べ)
ゴールデンウィークは「外出したい」という想いがあり、実に7割以上が「外食をする」を選んでいます。飲食店にとっては、このニーズをうまく売上アップにつなげていきたいところですね。
➁GW限定イベント
そんなゴールデンウィークで、取り組みやすいのが「イベント」です。特に今年は元号が「令和」へと変わります。また「子どもの日」も含まれていますね。そこで、下記のようなイベントはいかがでしょうか?
✓新元号「令和」決定記念イベント
たとえば「餃子の王将」を運営する株式会社王将フードサービスでは、2019年5月1日(水・祝)より、新元号「令和」元年が始まることを記念し、同日より生ビール(中)を100円引きで販売するキャンペーンを開催するとのことです。
このように「令和」を記念して割引を行う方法もありますし、お名前に「令」や「和」がある人には、デザート無料!などもいいですね。
✓子どもの日に特別なイベント
→ゴールデンウィークに「子どもの日」もあるため、お子さまやそのご家族に喜んでいただけるイベントもいいですね。たとえば、「子どもの日」のお祝いに、ご家族で集合写真を撮影する、というのも喜ばれそうです。また、ゴールデンウィーク限定で子どもにお菓子や次回使えるクーポンのプレゼントを行うというのも。この時のお菓子は、アメなど比較的安価なお菓子もOKです。
またクーポンの場合は、「次にお店に来てもらえたら、〇〇ちゃんには、デザートをプレゼントするね!」と、子どもに直接渡しながら、声をかけます。子ども向けで大切なのは、子どもに「また行きたい!」と思ってもらうことです。
たとえば「あのお店に行けば、おみやげにお菓子がもらえる!」と、お子さまに覚えてもらえれば、お子さまはあなたのお店を選ぶようになります。それがひいては、ご家族での利用につながるのです。
③GW限定メニュー
ゴールデンウィークは、親しい友人や家族で出かけることも多くなるでしょう。その場合に、「ゴールデンウィーク限定メニュー」「こどもの日限定メニュー」など、「いましか食べられない」というメニューを作るのもオススメです。
また、2019年だからこそできることとして、「新元号記念メニュー」として打ち出すのもいいですね。
このような「限定メニュー」を展開することは、3つのメリットがあります。それは、こちらです。
(1)価格を上げやすい
→ゴールデンウィーク限定メニューとなるため、まず「特別感」を演出しやすくなります。その結果、単価を上げやすくなるのです。
(2)運営がしやすくなる
→ゴールデンウィーク限定メニューでは、「限定メニュー」が出やすくなります。理由は「いましか食べられない、ここでしか食べられない」という意識が働くからです。また、「ワンプレート化」をしたり「限定メニュー」に絞り込んで展開したりすると、品数が減るため運営しやすくなることが挙げられます。
(3)回転率が上がりやすい
運営がしやすくなると、お料理やドリンクの提供時間も短くなりますね。それによって回転率が上がります。売上はこのように作られていますので、(売上=客単価×客数×回転率=売上)単価や回転率があがれば売上アップにもつながるのです。
ゴールデンウィークなどの大型連休こそ、売上アップにつながる工夫をしていきたいですね。
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