あなたは「デザイン」って何のことか説明できますか?

デザインって何?イメージ画像
こんにちは。デザインのぼりショップ店長の井口茂樹です。
今日は備忘録的にデザインについての考えをまとめてみたいと思います。

まず、デザインとは何か?
Wikipediaによると、「デザイン(英語:design)とは設計のことだが、(日本語に限らず)「意匠デザイン」(他に「造形デザイン」など)の意味で単にデザインの語が使われていることも大変多く、デザインすなわち意匠のことだと思われていることも非常に多い。英語では意匠についてはスタイルが使われており、例えば日本で言う建築デザインは建築様式(architectural style)と言う。」だそうです。

なんだかよく分からないですよね。そもそも「意匠」って何?という方も多いのではないでしょうか。
意匠法第2条によると、「この法律で「意匠」とは、物品(物品の部分を含む。第八条を除き、以下同じ。)の形状、模様若しくは色彩又はこれらの結合であって、視覚を通じて美感を起こさせるものをいう。」だそうです。

私なりに解釈して分かりやすく説明すると「デザイン」と「意匠」は世間一般的には同じ様な意味で使われている。意匠とは模様や形、色などの見た目である。…こんなところでしょうか。あなたも「デザイン」と聞くと「模様や形、色などの見た目」という認識ではありませんか?

デザイン制作の現場イメージ画像

実際に模様を作ったり、形や色、書体を決定するので間違ってはいないかもしれません。ただ、デザイン(英語:design)とは設計との意味がある通り、本来の意味はもっと広いのです。私は大学のグラフィックデザイン学科で美術・デザインを学んで広告デザイン業界で経験を重ねてきました。

私の過去の経験でいうと、
企業の商品がより売れるための「デザイン」、
企業のイメージを上げるための「デザイン」、
消費者との共感が得られるような「デザイン」、
読者が読みやすいような「デザイン」、
などを積み重ねてきました。

例えば企業との広告デザインの仕事を紹介します。(細かな内容は省いています)
「新しい車を販売したい」という企業側と「どんな特徴があるのか?誰がターゲットか?」などを徹底的に勉強会、ヒアリングを行っていきます。例えば「子育て世代に向けたファミリーカー」を売りたいのであれば消費者に対して「この車を手にすれば、幸せな家族の時間が得られること」をコンセプトとして決めて、様々な媒体(CM、ポスター、新聞広告、WEB広告など)を通して伝えていくのです。もちろん、スポーツカーを売りたいのであれば、伝えたい内容も手法も変わってきます。
ここでいう企業の問題点・課題は「車が売れない、売りたい」ですし、消費者の問題点・課題は「車が無いと不便、幸せな家族の時間を得たい」です。その問題点を解決するにはコピーライティングを含めたデザインのチカラ(宣伝力)が必要になってくるのです。もちろん、一番重要なのは商品力(例でいうと車の魅力)なのは言うまでもありません。

幸せな家族の時間、車広告のイメージ画像

また、「デザイン」というと、ファッションデザインや建築デザイン、工業デザインなど他にも様々な業種があります。
ファッションでいえば、「この服を着れば、太った体型が隠せて足が長く見える」、
建築でいえば、「狭い敷地だけどデッドスペースを無くして快適な生活が送れる」、
工業デザインでいえば、「人間工学に基づいた腰が痛くなりにくい椅子を開発」、
などなど様々な問題点・課題・ニーズを解決していくことを含めてデザインの仕事だと言えます。

私はグラフィックデザインの分野が専門なので、私なりの言葉で「デザイン」を説明すると…
「問題点」を視覚的に「解決」する方法が「デザイン」である。ですかね。

デザイン(design)=問題解決法とも言い換えることができると思います。なので「デザイナー(designer)=問題解決する人」なのではないでしょうか。厳しい言い方をすれば、問題解決できなければデザイナーではないとも言えます。デザイナーには美的センスのように芸術的な部分ももちろん必要ですが、コミュニケーション能力も極めて重要だといえます。デザインとは相手(依頼主や消費者)がいて初めて成り立つものです。自己中心的で協調性が無いと「良い意匠」をつくっても依頼主を説得できずに、満足いく結果を得ることができません。また、依頼主側のセンスとスキルも実は重要で依頼主の言いなりになりすぎた結果、素人がつくったのと変わらないトンチンカンなモノが世の中に出ることもあります。(私も過去にひどいモノを世の中に送り出した経験があります)

どうしても依頼主(お金を払う立場)とデザイナー(お金をもらう立場)なのでデザインの仕事では依頼主との間に上下関係ができやすい構造があります。ただ、仕事をする上での理想型は依頼主とデザイナーが50:50の対等な立場で一つの目的(問題解決)に向けて手を取り合うパートナーのような関係です。その方がお互いにとって幸せだと思いませんか。

デザインのぼりショップがフルオーダーデザインプランを受注審査制(2017年3月時点)にしているのも、クオリティの高い仕事を確保するのと同時にクオリティの高いクライアント(依頼主)と一緒に良い仕事をしたいからに他なりません。

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ABOUTこの記事をかいた人

デザインのぼりショップの店長 兼 デザイナーの井口茂樹です。好きなサッカーチームはアルビレックス新潟。たまに山登りしたり、ベランダでメダカを飼っています。新潟出身なのでお米の味には敏感です。