飲食店の「雨の日」集客!梅雨入り前に押さえておきたい5つの秘訣

6月になると、「梅雨」のシーズンがやっていきます。そんな梅雨の時期に限らず、日本では雨の降る日が多くあります。気象庁の統計によると、雨の日は年間の3割にまで上っているのです。

気候の変化は、やはり私たちの体調や気持ちに大きく影響を及ぼします。雨が降ると、なんとなく外出を億劫に感じたり、職場から寄り道しないで真っ直ぐ帰宅しようと思ったり。

「買い物に行くのが面倒だな」「外出は控えて、食事は家で済ませようかな」と思う人も多くなるでしょう。

このように外出する人の数が減ると、飲食店への集客に影響が出やすくなります。「雨の日はお客様が少ない」と感じる飲食店も多いのではないでしょうか。ですが、日本では雨の日が多いことを考えると、「雨の日」に手をこまねいているわけにもいきません。

そこで今回は、「雨の日」という、飲食店にとってマイナスに思える状態を、「雨の日ならではのサービス」を打ち出すことで集客につなげる秘訣をご紹介します。

 

①「雨の日」こそ外出しよう!と思った本当の理由

➁「雨の日」集客!飲食店の売上を上げる秘訣

 

①「雨の日」こそ外出しよう!と思った本当の理由

世代・トレンド評論家の牛窪恵さんがレビューをされた「梅雨どきのグルメレジャー」調査(20代~40代:男性100名、女性100名)があります。

まず「梅雨はどんな気分になるか」と聞いたところ、「憂鬱」と答えた方が全体の6割以上。2位以下を見ても、梅雨にはやはり、ブルーな印象を持つ男女が多いようです。

次に、苦手な梅雨の季節、「気分転換に大事だと思うこと」を聞いたところ、男女共に「リラックス」「睡眠」が1位、2位でした。ただ、3位以下には違いが見られ、女性では「人と会う」や「外出」がそれぞれ27%、18%なのに対し、男性では共に1割前後低い、16%と10%という結果になりました。

女性のほうが、憂鬱な季節でも人に会ったり外出したりして、知見や世界を広めたいというポジティブな願望が強いようです。

合わせて、こちらの調査結果をご覧ください。

 

【梅雨デートで行きたい所、男女の間には温度差が】

この季節、気分転換に「デート」を楽しむ方も多いのでは……との考えから、梅雨デートについて、「恋人や夫婦、気になる相手と一緒に気分をアゲるにはどこに行きたいか」と質問がありました。結果は、男性の1位は「どこにも行きたくない」(22 %)、2位は「自宅にいたい」(21%)。おうちで梅雨をやり過ごす「イエ梅雨」志向がうかがえます。

対する女性は、「ショッピング・モール」(44%)が半数近く、以下「レストラン・カフェ」(33%)や、「映画館」(31%)、「水族館」(29%)がいずれも男性を大きく上回るなど、外で梅雨を楽しむ「ソト梅雨」派が目立つ結果となりました。

【梅雨グルメにガッツリ系を求める男性と、シェア感覚を欲する女性】

「梅雨に気分をアゲるために食べたい外食メニュー」に関しては、男性では1位の「特にない」(21%)に続き、2位以下が「カレー」(18%)、「焼肉・ホルモン」「中華料理」(共に16%)など、辛いものや脂っこいものでガッツリ体力をつけて乗り切ろうとする様子が分かります。

対する女性の1位は、ダントツで「スイーツ・デザート」(40%)。2位は「お好み焼き・もんじゃ」(24%)で、その回答率は男性の2倍に達します。梅雨に気分をアゲたいとき、女性は甘いものや誰かと楽しくシェアできるものを欲する傾向が強いようです。

【男性の梅雨飲みはビール、女性はノンアル飲料が人気】

そして、「梅雨に気分をアゲるために飲みたいもの」について。男性の1位は王道の「ビール」(26%)でしたが、女性の1位は「炭酸飲料やフルーツジュースなどのソフトドリンク類」、「コ―ヒー」(共に28%)と、「気分をアゲたい」なかでも、ノンアルコールで「リラックスしたい」との願望が見え隠れします。さらに、「特になし」が男女共に2位であることからも、「パーッと飲みたい」気分になるのは、このシーズンではなく、梅雨明け以降なのかもしれないですね。

一方、梅雨飲みで「一緒なら気分がアガりそうな相手」を聞いたところ、男女共に1位は「友人」ですが、男性の2位は「ひとり」(33%)で、1位の「友人」(35%)とほぼ同率に。男性のマイペースな意向は、ここでもうかがえます。

(2018年株式会社クロス・マーケティング調べ)

男女ともに「雨の日は憂鬱」とは考えるものの、特に女性は「雨の日の外出で気分転換!」と捉える傾向が見て取れました。

 

➁「雨の日」集客!飲食店の売上を上げる秘訣

 

・「雨の日」だからこそ、「ほっとできる」サービスを

上記の調査を踏まえ、雨の日は憂鬱になりやすく、「リラックスしたい」という気持ちが働きやすくなることが分かります。

そんな雨の日に来店してくれるお客様に、「嬉しいなぁ」「落ち着くなぁ」と思ってもらえる、このようなサービスはいかがでしょうか?

  • 出入口に足ふきマットを用意する。
  • 傘立てを用意する。傘袋を用意する。
  • 笑顔とともに「雨の日、ご来店ありがとうございます」と、感謝を伝える。
  • 「良かったらお使いください」と、タオルやおしぼりを差し出す
  • 注文時、「寒くありませんか?」「蒸し暑くはないですか?」と聞き、可能な限り空調を調整する。
  • お会計後、(雨が上がっていたら特に)「傘などお忘れのないようにご確認ください」と、声をかける。
  • お見送り時にも、雨の中で来店してくださった御礼を。「どうぞ、お気をつけてお帰りください」「またぜひ、お越しください」などの言葉を添える。

このように、言葉や行動で「お客様を想う気持ち」や「感謝の気持ち」を、しっかりと伝えていきます。そうすることで、お客様は「大切にされている」と認識ができ、リピートへとつながるのです。

これらは、場当たり的に行うのではなく、雨の日には必ずやると決めて積み重ねていくことが大切です。そこで、お客様のご来店からお見送りまで、「雨の日にやることリスト」を作成しておくのもいいですね。

 

・雨の日限定サービス&限定メニュー

たとえば、「雨の日にご来店のお客様に〇〇をサービス!」というもの。「〇〇円引きです!」とする飲食店もありますね。

さらに「雨の日限定メニュー」では、「雨の日」にしか、提供しないメニューを作ります。これは、イチから作らなくても、いつものデザートにアレンジを加える、といった方法もあります。

ポイントは、これらの特典を「事前に知ってもらう」ことです。そのためには、LINE@やメルマガに、登録をしておいてもらう必要がありますね。そういった「顧客リスト」があれば、「事前にお知らせ」ができるからです。

たとえば5月の雨の日に、「LINE@登録で〇〇プレゼント!」として、「顧客リスト」を集めておきます。そうすると、雨の日に「本日限定!『雨の日限定サービス』」としてお知らせすることができますよ。

日本の場合は年間の約3分の1が「雨の日」です。ですから、そんな「雨の日」にも通ってくださるリピーターのお客様を作ることが、「雨の日」の売上アップにつながります。

いかがでしょうか?

一つひとつは小さなことかもしれません。でも、雨の中わざわざ来てくださったお客様に、心を込めた「ほっとする」サービスによる心遣いは、きっと伝わるはずです。

また「雨の日限定サービス&限定メニュー」を「事前にお知らせ」することで、お客様に「雨の日ならあのお店!」と思い出してもらいやすくなります。

客足の鈍る雨の日こそ、リピーター様を大切に!「雨の日集客」ぜひ考えてみてください。

 

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